かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

現役京大生が教える 京大1回生の1年

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はじめに

 

こんにちは、京都大学2回生の工藤冬樹です。

 

京都大学は日本有数の国立大学です。それゆえ、京大合格を目指して勉強に励む人が数多くいます。では、無事京大に合格したあとはどんな生活が待っているのでしょうか。

 

この記事では、京大に合格したあとどのような1年を過ごすことになるかを、主に勉強の面から紹介します。僕は法学部ですが、1年生のうちは一般教養の授業が中心なので、他学部に興味がある人にとっても参考になると思います。

 

 

4月

 

新生活が始まる季節。他大学の新入生と同じように、京大新入生も「授業についていけるだろうか」とか「友達できるだろうか」とか「サークルどこに入ろうか」といったことを考えています。

 

この時期の1回生は結構忙しいです。その最大の理由は新歓巡り。4月は多くのサークルが新歓をしています。新入生は、サークル選びの参考にするという本来の目的に加えて、ご飯をおごってもらう、友達や恋人を作るなど、様々な意図をもって新歓に顔を出すのです。

 

ちなみに京大では、時計台前のクスノキで多くのサークルが新歓の勧誘をしています。「サークルには入りたいけど、どこのサークルに行けばいいか分からない」という人は、とりあえずクスノキに行けばいいでしょう。

 

ただ、過激な宗教系・政治系サークルには注意してください。僕は中核派の全学連と宗教系のサークルに声をかけられたことがあります…。

 

さて、新入生は新歓にいそしむ一方で、もう一つしなければならないことがあります。それが履修登録です。高校までと異なり、大学ではどの授業を履修するかを学生が決めなければなりません。新入生にとって履修登録は初めてであるうえ、1年生が受けられる授業はたくさんあるため、途方にくれる新入生もいるかもしれません。まあ、同級生や先輩に訊けばなんとかなるでしょう。

 

ちなみに、僕の1回前期の時間割はこんな感じです。

 

 
1   法学      
2 英語 社会学   情報 History
3 ドイツ語 ドイツ語 政治学 教育学 経済学
4   英語 民俗学   精神分析学
5 ドイツ文学     化学(文系向) 少人数

 

多くの大学の授業は、幅広い教養を身につけるための一般教養と、学部ごとに専門的な学習をするための専門とに分かれています。上の表でいうと、火曜1限の法学と水曜3限の政治学以外はすべて一般教養の授業です。京大では、1年生が受ける授業の多くが一般教養です(理系学部の人は1回生から専門科目が多いかもしれませんが…)。

 

Historyとは文字通り歴史の授業なのですが、この授業は英語で行われます。京大にはE2科目と呼ばれる英語で行われる授業があり、どの学部の学生も卒業するまでにE2科目を受けなければなりません

 

「少人数」とは、10人程度でディスカッション等もまじえながら行われた授業です。イメージとしては、いわゆるゼミのような授業です。少人数授業は必修ではありませんが、履修することを推奨されています。大学教員と近い距離で接することができる授業で面白いので、個人的には履修してみると楽しいと思います。少人数授業は自分の学部の専門と全く関係のない分野の授業を選択することもできます。実際、僕は人文学系の授業を受けました。

 

ちなみに、大学生のうちに留学をしたいなら、大学1年の4月から準備を始めても早すぎということはないですよ。特に、交換留学といった長期留学をするには1年以上の準備期間が必要です。早めの準備をすることが、後悔のない留学をするための第一歩です。

 

 

7月

 

いきなり数ヶ月飛んで7月。大学生活にもだいぶ慣れてきた頃です。

 

7月になると、気候も本格的に夏らしくなります。京都の夏は非常に暑いです。気温もそうですが、日ざしの強さが半端じゃありません。人生で初めて日傘が欲しいと感じました。

 

そして7月の末には試験があります。そのため、普段はサボっていた学生も、この時期ばかりは試験勉強やレポート作成に追われます。

 

もっとも、一般教養科目の試験の大半はさして難しくありません。京大の入試を突破できるほどの実力があれば単位を落とすことはないでしょう(よほどサボった人を除く)。たまに難しい試験を出す科目もありますが、そのような科目に当たってしまったら勉強するしかありません。ちなみに、僕の場合はドイツ語の試験が難しかったです。まじで単位を落とすかと思いました。

 

 

8月・9月

 

8月・9月は夏休みです。2ヶ月もあると考えると、なかなか長い休みですよね*1一部の大学は9月の途中から秋学期が始まるらしいですが、京大は9月30日まで休みです。

 

しかし、「こんだけ長いんだから、少しぐらいだらけてもいいだろう」と思っていると、何もしないうちに秋学期が始まります。経験者の僕が言うんだから間違いないです。対策としては、夏休みが始まる前から夏休みにしたいことを考えておきましょう。予定を入れておくと、だらだらと過ごすことを防げます。

 

 

10月

 

長かった夏休みが終わり、後期の授業が始まります。僕の後期の時間割はこんな感じでした。

 

 
1   法学   家族と法 法学
2 英語 社会学   認識人間学 History
3 ドイツ語 ドイツ語 政治学 日本国憲法 経済学
4   英語 民俗学    
5   都市空間論 哲学 化学(文系向) 地球科学入門
 

 

前期と変えたのが、空きコマを作らなかったことです。前期は、3限に授業があって、4限は授業がないが5限には授業があるというような日がありました。しかし、後期は自動車教習所に通いたかったため、できるだけまとまった時間を確保したいという事情がありました。そこで、授業をできるだけ固めて、そのぶん午前が休みの日や5限がない日を多くするという工夫をしました。

 

図書館で本を読んだり大学付近の店に行ったりできるので、空きコマを作るのは悪いことではありません。しかし、バイトや免許取得などのためにまとまった時間が欲しい場合は、空きコマはできるだけ作らない方がいいでしょう

 

 

11月

 

京大の学園祭は11月にあります。その名はNF(November Festival)。そのままですね。

 

部活やサークルも店を出したりイベントを行ったりしますが、1年生は各クラス1つずつ店を開きます。クラスメイト間の親睦を深めることができる大きなチャンスです。

 

京大の一面を知ることのできる良い機会なので、京大に興味のある方はぜひお越しください。

 

 

1月・2月・3月

 

これは7月から9月と同じですね。1月に試験があり、2月・3月は休みです

 

ちなみに年末年始の休みは一応ありますが、その長さはわずか1週間程度です。あまり休んだ気はしません。

 

試験は1月の終わりまであります。1月の中頃で試験が終わる一部の大学とは対照的です。国立大は私大と比べて入試が遅いことが影響しているんでしょうね。

 

休みは2月の頭から4月第1週まであります。冬休みも相当長いので、有意義に過ごすためには工夫が必要となります。

 

 

最後に

 

以上、京大合格後の1年でした。

 

4月~7月および10月~1月が授業で、8月~9月・2月~3月が休みというスケジュールです。1回生は4月が一番大変だと思いますですが、そのあと大学生活に慣れてきたら、きっと楽しい毎日が待っています。この記事を読んだ高校生が京大に入学してくれればうれしいです。

*1:ちなみに、多くの大学では1年の半分ほどが休みです。大学生は、単純に考えれば2日に1日休みなんですね。京大の場合は200日近い休みがあります。