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どの学部が難しい? 京大文系学部の入試難易度を現役京大生が教えます

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はじめに

 

大学によっては、「学部カースト」なるものが存在しているところもあります。例えば、早稲田大学は政経学部が看板学部であり、名実ともにトップに君臨しています。

 

では、京都大学の文系学部はどうでしょうか。京都大学の学部のうち文系の人が入れる学部は、総合人間学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部です。それぞれの学部の入試難易度はどうなのでしょうか。

 

この記事では、京大文系学部の入試難易度を、偏差値や入試での配点などの観点から比較してみます。

 

 

偏差値

 

まず、各学部の偏差値を比較してみましょう。

 

  ベネッセ・駿台 河合塾
総合人間学部 69-72 67.5
文学部 72 67.5
教育学部 69-71 67.5
法学部 72-75 67.5
経済学部 69-72 67.5

 

ベネッセ・駿台の偏差値だと、法学部の偏差値が最も高く、文学部がその次に位置し、経済学部、総合人間学部、教育学部がそのあとを追っています。ただ、それほど大きな差があるわけではありません。その証左に、河合塾の偏差値では京大文系の全学部が同じ偏差値です。

 

偏差値的には各学部の差はほとんどないと言えます

 

 

合格最低点

 

次に、各学部の入試における合格最低点を比較してみましょう。

 

  2017 2018
総合人間学部 59.8 63.5
文学部 62.0 64.0
教育学部 60.6 60.8
法学部 60.8 64.3
経済学部 63.3 65.7

(単位:パーセント)

 

2018年の合格最低点(得点率)を高い方から並べると、経済学部、法学部、文学部、総合人間学部、教育学部となります。ただ、年によって順位が入れ替わっており、合格最低点から「○○学部は合格しにくい」と言うことは難しそうです。強いて言えば、経済学部は合格最低点が高く、教育学部は合格最低点が低めでしょうか。

 

 

配点

 

偏差値や合格最低点からは、どの学部が難しいと一概には言えません。よって、もしどの学部を受験するのかを入試の難易度で決める場合、自分の得意不得意と各学部の配点とを考えたうえで決定するのが良いと思います。例えば、センター試験より二次試験の方が得意なら二次試験の配点が高い学部を選び、理科基礎が苦手ならセンター試験で理科基礎の配点が少ない学部を選ぶという具合です。

 

では、各学部の入試における配点を見てみましょう。

 

  センター 二次
総合人間学部 18.8 81.2
文学部 33.3 66.7
教育学部 27.8 72.2
法学部 32.9 67.1
経済学部 31.3 68.7

(単位:パーセント) 

 

上の表は、各学部の入試におけるセンター試験と二次試験の配点比率です。文学部、法学部、経済学部はセンター試験への配点が比較的高いことが分かります。特に文学部は配点の3分の1をセンター試験が占めています。ここまで配点が高いとセンター試験にも力を入れざるを得ません。

 

他方で、総合人間学部はセンター試験の配点が極端に低いです。ここまで配点が低いと、センター試験の勉強はそこそこにとどめておいて二次試験に全力を注ぐのもアリかもしれません。

 

さらに、センター試験の科目ごとの配点を見てみましょう。

 

総合人間学部は、センター試験で見られるのは地歴公民2科目と理科基礎のみです。国語・数学・英語で何点とろうと合否に影響しないんですね。しかも、地歴公民の配点は2科目合わせて50点、理科基礎は100点なので、理科基礎がとても重要になります。

 

文学部、教育学部、経済学部の配点は、全教科50点ずつです。センター試験の素点は、国語・英語・数学・地歴公民がそれぞれ200点、理科は100点です。それが全教科50点ずつになるということは、素点と比べて相対的に理科基礎の重要性が増すということです。

 

法学部だけは各教科の素点の配点比率がそのまま適用されます。つまり、国語2:英語2:数学2:地歴公民2:理科基礎1です。理科基礎が苦手なら法学部を選ぶのが良いでしょう。

 

法学部以外の学部がこれほど理科基礎を重視しているのは、理科は二次試験で課されないからです。二次試験では理科の力を見ないので、その分センター試験での理科基礎の点数を重視しようということでしょう。

 

ちなみに、二次試験の配点はどの学部も同じです。また、問題の内容を学部によって変えるということもありません

 

 

最後に

 

他大学と比べて、京大は学部による入試の難易度の差は微々たるものです。そのため、この記事の最後で述べたような配点で受験する学部を選ぶのもアリですが、できるだけ自分の興味・関心に従って学部を選ぶのがよいでしょう

 

最後までお読みいただきありがとうございました。