かくのごとく、我思えり

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早慶vs.旧帝大 どっちに進学するべき? 京大生が考えてみた

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はじめに

 

先日の記事で、旧帝大と早慶の入試難易度を比較しました。結局のところ、両者の難易度はほぼ同じというのが僕の見解です

 

↓先日の記事

www.a-man-feels.com

 

では、入学後(大学生活・就職)のことを考えたとき、旧帝大と早慶のどちらに進むべきなのでしょうか。両者の長所を挙げて考察します。

 

 

旧帝大の長所

 

お金がかからない

 

旧帝大の大きなメリットは金銭面にあります

 

例えば、早稲田大学政経学部の場合、入学金等も含めた4年間の学費は約420万円です。理系の場合はさらに高額で、早大創造理工学部は約630万円もかかります

 

一方、旧帝大なら入学金等も含めた4年間の学費は約240万円ですみます。特に理系の人にとっては、旧帝大の学費の安さは大きなメリットです

 

さらに、早稲田大・慶應大はともに東京にあるため、家賃をはじめとする生活費がかなりかかかります。他方でほとんどの旧帝大は地方にあるので、早慶と比べて生活費を安くおさえることができます

 

このように、学費や生活費にあまりお金をかけたくない人にとっては、旧帝大は魅力的な選択肢と言えます。

 

 

研究のレベルが高い

 

旧帝大では全般的に高いレベルの研究が行われています。例えば、日本人のノーベル賞受賞者は全員が国立大出身で、その多くが旧帝大出身です。

 

特に理系の人は、学術的な知識をきちんと習得してから就職したいという人が多いと思います。そのような人にとって旧帝大は良い環境と言えそうです。

 

※もちろん早慶の研究のレベルが低いというわけではありません。2019年版科目別QS世界大学ランキングによると、政治学分野で早稲田大学は46位(国内2位)、慶応大学は51~100位(国内3位)となっています。

 

 

学生数が少ない

 

早稲田大学の学生数は41051人、慶応大学の学生数は28712人と非常に多いです。早大の学生数は日本大学に次いで国内2位を誇ります。一方、旧帝大の多くは10000人強しか学生がおらず、最も学生数が多い大阪大学でも15250人です*1

 

学生数が少ないことの大きなメリットが、きめ細かな教育がなされやすいということです。専任教員1人あたりの学生数を見てみると、早大は30.09人、慶大は15.90人である一方、旧帝大は5.97~7.40人と、早慶に比べてかなり少なくなっています。1人の教員が30人も見なければならない大学と、6人程度を見ておけばいい大学とでは、後者の方が手厚い教育がなされる可能性が高いでしょう。*2

 

 

早慶の長所

 

知名度が高い

 

旧帝大は誰もが知っているわけではありません。もちろん東大・京大の知名度は高いですが、他の旧帝大は必ずしも知られているわけではないのです。

 

こう言うと、「えー、旧帝大は難関だし、みんな知ってるでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、そう思うのはあなたが大学受験に関する一定の知識があるからです。大学受験を経験していない人のなかには旧帝大を知らない人もいます。それゆえ、例えば「九大卒です」と言っても「へえ…」で終わる可能性は十分にあります。

 

一方、早稲田大・慶應大の知名度は抜群です。地方に住んでいる人や大学受験を経験していない人でも早稲田・慶應の名前を知っています。小学生でもほとんどが知っているでしょう。「早稲田・慶應を卒業しました」と言ったら「すごいね~」との答えが返ってくるはずです。

 

 

就職で有利

 

早稲田・慶應は就職に強い大学です。就職の面で言えば、早慶は東大を除くすべての旧帝大にまさっていると言えるでしょう

 

早慶がこれほど就職に強い大きな理由が、二大学とも東京にあることです。日本の首都は東京であり、企業によるあらゆる経済活動の本拠も東京にあります。意識の高い学生は、地の利を活かして大学入学直後からインターンなどを行い、自らの能力を高めようとします。すると、他の学生も意識の高い学生につられてインターンなどを行うようになります。結果として、早慶では学生全体の能力が底上げされ、就職でもその能力を遺憾なく発揮するのです。

 

他方で、地方にある旧帝大の学生は、就職を身近に感じる機会が少ないです。インターンなどをしようにも、主要企業が東京にあるため難しいという問題もあります。その結果、早慶の学生と比べて就活のスタートが遅れてしまうのです。

 

また、早慶の卒業生には主要企業や官公庁で働いている人がたくさんいます。特に、慶應大には三田会と呼ばれる同窓会があります。これは財界への影響力が最も大きい大学同窓会と言っていいでしょう。このように、OBOGが各方面で活躍しているのも早慶のメリットです。

 

 

遊びに適している

 

「大学生になったら街に繰り出してたくさん遊びたい!」という人には早慶がぴったりでしょう。東京にはさまざまな娯楽施設が星の数ほど存在します。大学の4年間くらいで飽きることはおそらくないでしょう。遊びを重視するなら、東京にある早慶がおすすめです

 

 

結局どっちがいいのか?

 

旧帝大と早慶の長所を見てみましたが、結局どちらに進学するのがよいのでしょうか。

 

まず、金銭面を重視するなら旧帝大を選ぶべきでしょう。早慶は学費・生活費ともにかなり高額です。

 

次に文理に分けて考えます。

 

文系の場合、早慶に進学するのが良いと思います。就職での早慶の威光は絶大です。就職のことを考えたら、京大と比べても早慶に進学した方がいいとさえ思います。

 

他方で、理系の場合は判断が難しいですが、個人的には旧帝大を推します。理系の人は自分の専攻をバックボーンに就職する人が多く、学力を磨かなければなりません。そのことを考えれば、研究力の高い旧帝大に進学するべきでしょう。また、文系と比べて国立と私立の間の学費の差が大きいという点も、旧帝大に分があります。ただ、就職のみを考えれば、早慶に進学するのもありだと思います。

 

 

最後に

 

以上、旧帝大と早慶の長所を比較してみました。

 

まとめると、旧帝大の長所は学費の安さ・学生数の少なさ・研究力の高さで、早慶の長所は就職での強さと知名度が高いこと、そして遊びやすいことです。結論としては、文系なら早慶、理系なら旧帝大が良いのではないでしょうか。

 

旧帝大と早慶はどちらも良い大学です。これらの大学を目指す人は、ぜひ頑張ってください!

*1:出典:「各大学の学生在籍数(2018年5月1日時点)」

各大学の在籍学生数(2018年5月1日時点) 数字作ってみた/ウェブリブログ

*2:出典:「専任教員1人あたり学生数(2015年5月時点)」

専任教員1人あたり学生数(2015年5月時点) 数字作ってみた/ウェブリブログ