かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

新入生よ、楽単に注意せよ! 本物の楽単の見つけ方

 

はじめに

 

大学生が欲しいものと言えば何が思い浮かびますか?恋人・お金・就職先などなど色々なものが挙げられますが、そのなかの一つにあるのが単位です。単位がなければ卒業できませんからね。普段は部活に打ち込んだり遊びに興じたりしている人も、単位の問題を避けることはできません。

 

そして、単位を手に入れる際に鍵となるのが楽単です。楽単とは単位取得が容易な授業のことです。学生たちは少しでも楽な授業を見つけるべく、先輩や友達との情報交換を行います。

 

しかし、楽単情報には罠があります。この罠に引っかかってしまうと、「あれ、この授業は楽単だと聞いていたけど、思ったより大変だな…」ということになってしまいます。今回は、楽単という言葉に潜む罠を検証していきます。

 

 

楽単には種類がある

 

一口に「楽単」といいますが、楽単は二つの類型によって、計8種類に分けることができます。二つの類型とは、目標とする成績と成績評価の基準です。

 

~目標とする成績~ 

 

1.単位取得

 

このタイプの楽単は、単位取得が容易なものを指します。要するに、単位をとれさえすれば、成績は良くても悪くても構わないということです。「楽単」という場合、かなり多くの人がこちらの意味で使っています。

 

2.好成績

 

一方、ただ単位を取るだけでなく、より良い成績を目指している人もいます。そのような人たちのなかには、「楽単」をただ単位をとれるだけでなく、高い成績を取りやすい授業と捉えている人がいます

 

~成績評価の基準~

 

A.試験型

 

学期末の試験のみで成績評価をするというタイプの授業です。試験型の楽単の良いところは、授業への出席やレポートの提出は求められないということです。つまり、授業に一回も出なくても、試験で十分な得点をとりさえすれば単位がもらえます。

 

ただ、試験一発勝負の授業が楽単とされるには試験が簡単なことが条件です。試験が難しくて、しっかり勉強しても単位取得があやういような授業は楽単とは言えません。試験が簡単な授業の例としては、過去問を入手できる、先生が試験に出るところを教えてくれる、レジュメが丁寧で試験前に見直すだけで試験対策ができる、などが挙げられます。

 

ちなみに、大学生になったばかりの人が勘違いしがちなことですが、持ち込み可の授業は必ずしも楽だとは限りません。持ち込んだ知識をもとに、自分の頭でしっかり考えさせる試験が課されることもあるからです。その一方で、持ち込み可の授業で楽なものもあるので、事前に情報をしっかり集めることが大切です。

 

B.レポート型

 

出席や試験による成績評価はなく、学期末のレポート提出のみが採点されるというタイプの授業です。

 

このタイプは試験型とほぼ一緒と言ってよいでしょう。ただ、レポートは授業に即した内容を要求されることが多いうえ、レポート作成の参考になる情報を授業中に伝えられることもあるため、試験一発勝負の授業よりは授業に出席するべきかもしれません。

 

C.出席型

 

学期末のレポートや試験はなく、授業に出席さえすれば単位がもらえるタイプの授業です。もっとも、単純に授業に出るだけで単位がもらえることは少なく、授業中の小レポートや小テストも成績評価の対象になることがほとんどです。

 

D.併用型

 

出席・レポート・試験のうち、二つか三つを組み合わせて成績評価をするタイプの授業です。「出席とレポート」や「出席と試験」の組み合わせであることが多いです。このタイプの授業が楽単である条件は、レポートや試験の難易度が低いことです。

 

  単位取得 好成績
試験型 単位取得が容易・試験で評価 好成績を取りやすい・試験で評価
レポート型 単位取得が容易・レポートで評価 好成績を取りやすい・レポートで評価
出席型 単位取得が容易・出席で評価 好成績を取りやすい・出席で評価
併用型 単位取得が容易・併用して評価 好成績を取りやすい・併用して評価

 

以上の2類型8種類をまとめると上図のようになります。一口に「楽単」といっても、人によってその意味が異なる場合があることを分かっていただけたでしょうか。

 

 

自分にあった授業を見つける方法

 

どの楽単が良いか考える

 

人に楽単について尋ねる前に、上記の8種類の楽単のうち、どの楽単が自分に合うかを考える必要があります

 

まず、自分がどのぐらいの成績で満足できるかを考えましょう。留学や大学院進学などを希望していて、高い成績が必要な人は、好成績がとれる授業を選びましょう。逆に、「成績が低くても単位をとれりゃいいや」という人は、単位取得が容易な授業を選べば、大学の勉強にかける労力を減らすことができます。

 

次に、出席・レポート・試験のうち、自分はどれが得意かを考えてみましょう。例えば、「自分は絶対に授業に出られる自信がある」という人は出席が成績評価の対象になるものを選ぶと良いでしょう。逆に、「自分はサボり魔だけど、テストで点をとることはできる」という人は試験一発勝負の授業を探してみましょう。

 

ただ、注意するべきなのは、一つのタイプにかたよるべきではないということです。いくら試験で点を取るのが得意な人でも、全ての授業で試験一発勝負のものを選んでしまうと、試験前に相当苦労することになります。自分の得意なタイプの授業を中心に選びつつも、それ以外の授業も混ぜることが大切です。

 

他人の言う「楽単」を鵜呑みにしない

 

友達や先輩の言う、「これは楽単だよ」という言葉を真に受けてはいけません。その理由の一つが、出席・試験・レポートのうち、相手が得意なものと自分が得意なものは違う可能性があることです。例えば、朝が苦手な人が、「この授業は出席さえすればいいから楽だよ」と言われて月曜一限の授業を取ったら悲惨なことになります。

 

第二の理由は、あなたと助言をくれる人のスペックが異なるかもしれないことです。数学がとても得意で、高校生のときから大学レベルの数学に取り組んでいる人が、「この数学の授業は試験一発でいいから楽だよ」といっても信用できませんよね?ここまで極端ではないにせよ、相手と自分の得意分野の違いは十分に考慮する必要があります。

 

つまり、一言でいうと、自分と他の人は違うということです。相手が「これは楽単だよ」というのを聞いて何も考えずにその授業を取るのではなく、どんな授業か相手に詳しく訊いたり、シラバスを見たりすることが重要です。

 

 

最後に

 

以上、大学生が良く使う「楽単」という言葉について考えてみました。あまり周りに惑わされ過ぎずに、自分の意思で決断することが大事です。単位取得を目指して頑張ってください!