かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

法学部と経済学部の違いを比較してみた

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はじめに

 

文系の高校生が学部を選ぶとき、法学部と経済学部のどちらにしようか悩むという話をよく聞きます。

 

受験のときは、どの大学を受験するかは気にしてもどの学部を受けるかはあまり気にしないかもしれません。ですが、学部選びはとても重要です。4年間その学部で勉強することになるからです。

 

今回は、入試難易度・大学での勉強・学部の雰囲気・就職の四つの観点から法学部と経済学部を比較していきます。

 

 

入試難易度

 

法学部と経済学部のどちらが入りやすいかは大学によって異なります。例えば中央大学は、英吉利法律学校として始まり、司法試験合格者を数多く輩出してきた歴史があるので、法学部の方が偏差値*1が高いです。大学によっては、法学部と経済学部とで入試難易度に少なくない差が見られる大学もあります。学部選びで迷っている人は、入試難易度について調べてみても良いでしょう。

 

一方、入試難易度にはあまり差がなくても、学部によって入試の形式や問題に差がある大学は多数あります。一般的に、法学部より経済学部の方が入試で数学を重視します。経済学を学ぶのに数学が不可欠だからでしょう。よって、数学が得意な人は経済学部を受けた方が有利な場合が多いです。他にも、同じ大学でも学部によって問題の内容や各科目の得点配分が異なることはよくあります。どの学部を受けるかどうしても決められないという人は、自分に有利な入試形式の学部を受けるというのもアリです。

 

 

 

大学での勉強

 

法学部の方が勉強が大変な大学が多いです。

 

基本的に、法学部は一回の試験で単位が取れるか否かが決まります。つまり、どれだけ授業に出ようと、期末試験で点が取れなければ意味がありません。おまけにその試験は、ある程度勉強しなければ点が取れないようになっています。したがって、定期考査前の高校生以上に法学部の学生はハードな試験勉強をしなければなりません

 

ただ、法学部の授業でレポート課題が出ることはほとんどありません。他の学部の多くが卒業論文を学生に課すなか、法学部は卒業論文すら書かなくてもいい大学が多いです。

 

一方、経済学部は単位取得が容易な大学が多いです。僕の周りでも、よほど勉強をサボっている人以外は、経済学部で単位がやばいという話は聞きません。

 

ただ、「楽そうだから経済学部にしよう」とすぐに決めていいかというと、そうではありません。数学が苦手な人は経済学部は避けた方が良いかもしれません。経済学では高度な数学を用います。数学が得意である必要はないでしょうが、「数学が苦手で数式を見るのもいやだ!」という人は経済学部を避けるのが賢明かもしれません。

 

 

学部の雰囲気

 

ヤフー知恵袋などを見ていると、法学部には真面目な学生が多く、経済学部にはチャラい学生が多く集まると思っている高校生が多いようです。

 

確かに、どちらかと言うと経済学部の学生の方がチャラい人が多い印象はあります。ただ、その差は大きくありません。少なくとも、文系と理系のチャラい学生の割合の差を考えれば大したものではありません。法学部にも経済学部にも、真面目な学生もいればチャラい学生もいます。結局のところ人によるので、学部の雰囲気の差はあまり気にする必要はありません

 

 

就職

 

就職にはあまり大きな差はありません。ですが強いて言えば、法学部には公務員になる人が多く、経済学部には金融系の仕事に就く人が多いです。ですが、法学部だから不利になるとか、経済学部だから採用されないなんてことはありません。

 

公務員試験に関しても、どちらの学部が有利というのはありません。もし法学部・経済学部と文学部を比較するのであれば、法学部・経済学部の方が有利です。なぜなら、公務員試験には法律や経済に関連した問題が出題されるからです。しかし、法学部と経済学部との間にはほとんど差はないでしょう。

 

 

最後に

 

結局のところ、同じように「法学部」とか「経済学部」と言っても、大学によって差がある部分も多くあります。大学のホームページやパンフレットを見てみる、先生に相談してみる、自分の志望大学に進学した先輩に話を聞いてみるということをしてみるのも良いと思います。最終的には、自分の興味・関心や希望する進路と相談しながら、納得のいく決断ができるといいですね。

*1:河合塾の入試難易予想ランキング表より