かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

読書感想文『武器としての書く技術』

武器としての書く技術/イケダハヤト/KADOKAWA

 

著名なブロガーであるイケダハヤト氏の著作を読んでみました。ダメな文章と良い文章の特徴、さらにはブログをマネタイズする方法が書いてある本です。

 

この本の主要なメッセージの一つは臆病者になるなということです。臆病者とはどういうことでしょうか。例えば、文章を書く際に「~と思う」や「~な気がする」という表現を多用する人は臆病者です。なぜなら自分の意見を断定して述べていないからです。言い換えると、自分の意見が間違っていたときの逃げ道を作っています

 

僕も臆病者でした。このブログの最初の方の記事を見てもらえば分かるでしょうが、「~と思う」とか「~な気がする」という表現を多用していました。自分が間違っていたり批判をあびたりすることを考えると、断定を避けずにはいられなかったのです。

 

しかしこのような臆病な考え方に対して、イケダ氏は自分の思っていることを書かないのは不誠実だと断言します。さらにイケダ氏はp.61でこう述べます。

 

あなたが「言いにくい」と感じることは「毒」の部分です。そして、その毒はしばしば多くの人が代弁してほしいことでもあります。

 

この考え方は今までの僕にはありませんでした。そう、自分の言いにくいことは他の人も言いにくいことであり、そして誰かが言うべきことでもあるのです。ならば、僕のような匿名ブロガーが、他の人が言いにくいことを積極的に発信しなければなりません

 

ただ、世の中には自分の言いたいことを誇張して述べることで炎上を狙うような人もいます。それもまた自分の思っていないことも述べており、不誠実です。言いたいことを臆せず、かといって誇張もしない態度をとりたいと考えています。

 

ここからはテクニックの話になります。本書を読んでこれからしようと思っていることは以下の五つです。

 

〇読者の思考を先回りする(読者との対話を意識する)

〇コンプレックス系・オススメ系ワードを使う

〇執筆スピードを高める

〇まとめ記事を書く

〇他ブログにからむ

 

コンプレックス系ワードとは、「教養のない人の~」、「残念な人の~」などのワード、オススメ系ワードとは「ぼくが愛用している~」、「知らない人は損している~」などのワードです。僕も今まで何度もこれらのワードに引っかかってきました。ただ、思ってもないのにこれらのワードを使うことは先ほど述べた不誠実な態度につながります。あくまで本当に思っているときのみこれらのワードを用いるようにします。

 

次にまとめ記事について話をさせてください。最近僕は読書猿さん*1のことを知りました。彼は自らの幅広い知識をもとに、どうやって知識を習得したり問題を解決したりすれば良いかを語っています。僕も彼のように人の学習の手助けをしたいと思うようになりました。受験勉強の記事を書いているのもその一環です。

 

しかし、今の僕には人の学習の手助けをするほど能力があるわけではありません。そこで用いるのがまとめ記事です。学習を進めていくうえで自分が参考にした記事をまとめていけば、それもまた人の学習を助けることにつながると考えています。これまで書いたことはありませんでしたが、これからはまとめ記事にも挑戦していきます。

 

『武器としての書く技術』は、ブログ初心者の全員が読むべき本です。ぜひ皆さんも読んで見てください。

 

*1: 読書猿Classic: between / beyond readers