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京大日本史の特徴と勉強法とは? 現役京大生が教えます

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はじめに

 

こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です!

 

京大入試のうち、数学や英語に関する情報はネットにたくさんあります。しかし日本史に関してはあまり情報がないため、どうやって勉強したらいいか分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、京大入試で日本史を選択した僕が、京大日本史の特徴と勉強法を説明していきます。

 

 

京大日本史の特徴

 

京大日本史は一問一答形式の問題と論述形式の問題から構成されています。得点の比率は前者が7割で後者が3割です。つまり、一問一答形式の問題が多くを占めています。

 

まず一問一答形式の問題についてですが、これは決して難易度は高くありません。もちろん中には難しい問題もあります。しかし、かなりの問題は高校の定期考査レベルの知識を押さえていれば答えることができます。上位私大で出題されるような超難問(奇問)はほぼありません。ただし、記号問題はほとんど出されません。そのため、全ての語句を漢字で書けるようにしておく必要があります。

 

論述問題は簡単ではありませんが、恐れる必要もありません。東大のように資料を用いた問題はほぼ出ません。それではどのような問題が出るのかというと、ある物事の特徴や推移を問う問題が出ます。

 

特徴を問う問題の典型例は、2018年の大問4の(1)です。

 

日本の9世紀の文化と10・11世紀の文化の特色を、対比的かつ具体的に述べよ。

 

推移を問う問題の典型例は、同じく2018年の大問4の(2)です。長いので問題は省略しますが、幕末期の薩摩藩の動向を問う問題でした。

 

ここまでの話をまとめれば、京大日本史は決して難しくはありません。日本史が得意な人はもちろん、そうでない人も十分得点源にできる教科です。

 

 

京大日本史の勉強法

 

それでは具体的な勉強法を説明していきます。

 

これから説明する勉強法は、高校などで日本史の授業を受けている人向けです。中学校以来全く日本史を勉強していないという人は、高校日本史をざっくりとで良いので勉強する必要があります。「実況中継」シリーズなどを使うと良いでしょう。

 

 

さて、日本史の授業を受けている人は一問一答を使って知識を定着させましょう。一問一答の参考書を使うことは、京大日本史の一問一答形式の問題だけでなく、論述問題にも役立ちます。僕は旺文社の『一問一答 日本史Bターゲット4000 改訂版』を使いましたが、東進の『日本史B一問一答【完全版】2nd edition 』が一般的によく使われている参考書です。書店などで一度見てみて、自分に合うものを選んでください。

 

 

僕の一問一答の使い方を紹介します。1回目は普通に語句を赤シートで隠して使います。覚えていない語句があっても構わず解き進めてください。1回目に解いたとき、だいたい半分以上覚えていなかったという場合はもう一度同じように解いていってください。

 

それが終わったら、次は答えを頭に浮かべるのではなく漢字で紙に書いてみましょう。そして、覚えていなかった語句の横には丸印をつけてください

 

その次は、印がついているもののみ確認していってください。そして、覚えていたら丸印に斜線を書き込んでそのことが分かるようにしましょう。これを、斜線の入っていない丸印がなくなるまで繰り返します。

 

その語句をすぐに思い出せるレベルでないと覚えたとは言えません。思い出すのに3秒以上かかった語句には丸印をつけましょう。

 

一問一答は語句のレベル分けがされていると思います。例えば『一問一答 日本史Bターゲット4000 改訂版』なら、基本、中堅私大・センター、難関大の三つのレベルに分かれています。そのうち最高難度のものは無理して覚える必要はありません。もちろんそのレベルの語句も出題されますが、それらを覚えなくても最低限戦うことはできます。最高難度の語句は余裕があれば覚えるようにして、それ未満のレベルの語句の暗記を優先しましょう。

 

一問一答で語句を覚えたあとは過去問演習をしましょう。京大の一問一答形式の問題は、平易な語句を癖のある訊き方で尋ねてきます。これに慣れるためには過去問を解くのが最適です。間違えた問題は、どうして間違えたのかをしっかり考え、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。

 

過去問演習を通して特に強化するべきなのは論述形式の問題です。論述問題を解いたあと、その問題についてノートにまとめておくのが良いでしょう。まとめる際は、特徴推移をキーワードを用いてまとめるのが良いです。例えば醍醐天皇の政治ならば、「天皇親政」や「延喜の荘園整理令」などがキーワードになります。このように簡潔にまとめておけば、一度解いた問題を短時間で振り返ることができます。

 

 

Q&A

 

Q.教科書は通読すべきなのか?

 

A.巷ではよく教科書を通読するように言われます。その目的は歴史上の出来事の特徴や意義、推移を把握することです。しかし教科書を読んでそれらを把握することは難しいです。なぜなら教科書の記述のうちどこが重要かを自分で考えなくてはならないからです。

 

それゆえ、歴史上の出来事の特徴や意義、推移を分かりやすく教えてくれる先生がいるのなら教科書を通読する必要はないと思います。それよりも、先生が教えてくれた特徴や推移をノートにまとめて把握することに努めてください。

 

もしそのような先生がいないのなら教科書を通読するのが良いでしょう。その場合、ただ漫然と読むのではなく、出来事の特徴や推移がどこに書いてあるのかをしっかり考えながら読むようにしましょう。

 

Q.先取り学習をするべきか?

 

A.京大入試では社会は1科目しか課されません。そのため、学校の授業に合わせて勉強しても問題ありません。学校の授業で習ったことを順次覚えるようにしてください。

 

ただ、学校の授業が高校3年の11月になっても終わらない場合、その部分は自分で学習した方が良いかもしれません。自分で計算したり先生に尋ねたりして、学校の授業がいつまでに終わりそうかを把握してください。

 

Q.学校の授業のあと、いきなり一問一答を使っても良いのか?

 

A.同じ歴史でも、世界史の場合は学校の授業のあとに一問一答を使っても学習がはかどらないと思います。なぜなら、世界史初学者には世界史を学ぶのに必要な基礎知識が圧倒的に不足しているからです。例えば「11世紀にサレルノ大学がつくられた」と言っても、サレルノがどこにあるのか分からない人は少なくないでしょう。

 

一方で、日本史に関しては中学校で日本の歴史と地理を勉強しています。そのため、ベースとなる知識は既に身についているのです。それゆえ日本史は高校の授業のあといきなり一問一答を使っても知識を定着させることは可能です。

 

Q.論述対策でおすすめの参考書はあるか?

 

A.駿台文庫の『日本史の論点』という参考書がおすすめです。教科書を通読するだけでは分かりにくい問いに対して明快に答えてあります。例えば「律令制度により、中央貴族はどのように律令官人へと編成されたか」とか「藩閥勢力が超然主義を表明できた事情は何か」というような問いが載っています。

 

駿台のなかで使われている参考書なので一般のルートで手に入れるのは難しいです。しかしamazonなどで中古で売っていることもあるのでチェックしてみてください。

 

 

 

最後に

 

以上、京大日本史の特徴と勉強法をまとめてみました。勉強法の基本は一問一答と過去問演習です。日本史は得点源にしやすい教科なので、ぜひ取り組んでみてください。

 

京大入試の他教科の勉強法についても書いているので、そちらもご覧ください。

 

www.a-man-feels.com

 

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