かくのごとく、我思えり

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東大・京大・一橋 どこに進学するべき? 京大生が考えてみた

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(2018.9.17 更新)

 

はじめに

 

こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です!

文系の学部がある国立大学を受験の偏差値という観点から順位付けしたとき、トップ3に入るのは東京大学、京都大学、一橋大学ではないでしょうか。今回は、そのなかで僕がなぜ京都大学を志望したか、そして東京大学、京都大学、一橋大学のどの大学に進学すべきかを考えたいと思います。

 

 

僕の志望校の変遷

 

まずは僕が京都大学を志望した理由についてお話します。僕が高校に入学したばかりのとき、僕の志望校は東京大学でした。日本で一番の大学だからという理由で選んだので、あまり深く考えて決めたわけではありませんでした。

 

その後一年間はずっと東京大学志望だったのですが、高校二年生になったのを機に志望校を一橋大学に変更しました。その理由は周りの頭の良い人たちに圧倒されたからです。僕の通っていた高校は地方の進学校でした。だから灘高校のような名門私立高校と比べると進学実績は劣るのですが、それでも地域では一番の高校だったので、校内のトップクラスにはすごい人たちがいました。例えば、先輩には国際化学オリンピックで日本代表になり、東大に推薦で進学したような人がいましたし、僕の同級生にも、理系なのに『とりかへばや物語』やクトゥルフ神話を原文で読んでいるような人がいました。そんな人たちを見て僕は、「こういう人が東大に行くんだ。僕はどうあがいてもこの人たちには勝てない」と思ってしまいました。そんな諦めの気持ちと僕の勉強熱の低下とが相まって、僕は志望校を一橋大学に変えました。

 

「なぜ京大じゃなくて一橋にしたんだ?」と思う方もいるかもしれません。実はこのときの僕は、東大と京大は大差ないと思っていました。2chみたいに不等式で表すと、「東大≧京大>一橋」だと思っていたのです。これはおそらくメディアの影響です。テレビや雑誌でよく「東大vs.京大」みたいな企画がありますよね。ああいうのを見て、僕は京大を過大評価していました。

 

そんな僕が京都大学に志望校を変更したのが高校二年生の冬です。二年生になってから、僕はそれまであまり興味のなかった文学にはまり、一時は文学部に進学することまで考えました。最終的には法学部を受験したのですが、一般教養などで文学を学びたいと考えました。ですが一橋大学には文学部はありません。どうせ勉強するなら文学の研究者がいるところで勉強したいと思い、総合大学である京都大学に志望を変更し、そのまま京都大学を受験しました。

 

 

東大・京大・一橋 どこに進学するべきか

 

それでは自分語りはこれくらいにして、一般論として東大・京大・一橋のうちどこに進学するべきかを考えていきます。

 

京大生の僕がこんなことを言ってはいけないのかもしれませんが、行けるものなら東大に行くのが一番良いと思います。まず、学問をする環境としておそらく東大は日本一です。科研費と呼ばれる国から支給される研究資金は東大が圧倒的に多いですし、その結果設備も良いです。例えば図書館の蔵書数は全国2位です(ちなみに1位は国会図書館)。そして進路の面でも東大卒は有利です。東大卒の肩書が一番活かされるのは官僚でしょう。官僚の出身大学は東大が一番多いし、上層部も東大が独占していると言って良いと思います。「先祖代々京大に進学していて」とか「地元である関西から離れたくないな」というのでない限り、東大に行くのが良いと思います。

 

一方、京大と一橋のどちらが良いかというのは、正直に言って人それぞれだと思います。京大の良いところは総合大学であるところです。文学であろうと法学であろうと数学であろうと、この大学ではたいていの学問ができます。また、学部がいろいろある分、多様な学生がいます。単科大学だとともすると文系の人としか付き合っていないということになりがちですが、京大だと様々なことを勉強している学生がいるので視野が狭くなるのを防ぐことができます。また、図書館の蔵書数も全国3位だし、設備も整っているので学問をするのにはとても良い環境だと思います。

 

他方で一橋大の長けているところは実学志向であり、実業界との強いつながりがあることでしょう。如水会という同窓会組織を通して様々な業種で活躍している卒業生と交流することができます。また、東京にあるということも大きなメリットです。就職活動をする際、地方の大学は不利だと言われています。多くの大企業の本社は東京にあるからです。地方の大学生の場合、多大なお金と時間をかけて東京まで行かなければなりませんが、東京にある大学であればその必要はありません。また、インターンも東京が最も募集が多いです。

 

 

最後に 

 

いかがだったでしょうか。まとめてみると、一部を除けば東大に行くのが一番良く、京大と一橋大で比較するなら、学問を深くしてみたいとか、多様な学生と交流したいという希望がある人は京大に、実学志向で、学生時代から実業界に関わりたいという人は一橋大に進学するのが良いでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

追記

 

(2018.9.17追記)

 

この記事で書いたように、京大に入学した当初はあらゆる面で東大が1番良いと思っていました。確かに東大は良い大学です。しかし、東大よりも京大の方が向いている人もいるなと思うようになりました。それでは、京大の方が向いている人とはどのような人でしょうか。

 

まず、大学に入ったあとは勉強をサボるつもりだという人は京大に入った方が良いかもしれません。その理由は、東大の進振りという制度にあります。

 

ご存知の人も多いでしょうが、東大では入学時には自分がどの学部に入るか決める必要はありません。2年間一般教養の授業を受けながら、自分の興味・関心に沿って入りたい学部を決め、3年生のときから専門の勉強を始めます。

 

こう言うと、自分の専門をじっくり決めることができる東大の進振り制度に魅力を感じる人も多いでしょう。しかし、この進振り制度にはデメリットもあります。進振り制度では、自分の希望する学部に必ずしも入れるとは限りません。ある学部に入りたい人が定員を超えてしまった場合、大学1・2年生の成績の良かった人の希望が優先されます。そのため、成績の悪い人は自分が全く希望しない学部・学科に入れられる虞があります。それゆえ、東大生は自分のしたい勉強をするために、大学に入ってからも勉強を頑張る人が多いのです。

 

一方、京大生は1年生のときに受ける一般教養科目にそこまで力を入れません。むしろ、どれだけ勉強せずに単位をもぎとれるかに執着している人までいます。2年生や3年生も、勉強はそこそこに部活やサークルに励む人が大勢います。それでも何とか単位を取ることは可能だからです。

 

つまり、大学に入ってからは勉強したくないという人は京大の方が良いでしょう。(京大の名誉のために言っておきますが、京大生にも勉強を頑張っている人は大勢います。しかし、勉強を頑張らなくても何とかやっていけるということです)

 

進振りに関連して、絶対に進学したい学部がある人も、京大の方が向いているかもしれません。京大では、入学の時点で学部が決まっているからです。

 

また、落ち着いて勉強したい人にも京大はおすすめです。東京は便利な街です。遊ぶ場所は豊富にあるし、企業も山ほどあるのでインターンなどで社会経験を積むこともできます。一方、京都は遊ぶ場所も企業も多くありません。ですがその分、世間の喧騒から離れ、落ち着いて学問に没頭できる場所です。

 

以上をまとめてみると、

〇大学で勉強したくない

〇絶対に入りたい学部がある

〇都会から離れて落ち着いて勉強したい

この三つのどれかに当てはまる人には、京大がおすすめです。

 

 

京大と一橋大を入試問題の面から比較した記事を書いてみました。そちらもご一読ください。

www.a-man-feels.com