かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

東大・京大合格vs.甲子園出場 より難しいのはどっち?

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はじめに

 

こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。

僕は高校生のときにとある塾に通っていたのですが、あるときその塾の先生がこんなことを言いました。

 

「東大や京大に受かるのは、野球でいえば甲子園に出場するようなものだから、相応の努力が必要なんだぞ」

 

いったいこれは本当なんでしょうか?東大・京大に受かる人の割合と甲子園に出場する人の割合を比較してその真偽を検証していきたいと思います。

 

注意

〇僕の数学力は相当低いため、この検証の中には誤りが含まれているかもしれませんが、ご了承ください。もし重大な誤りを見つけたという方はコメント等で指摘していただけると嬉しいです。

〇データは甲子園出場に関しては平成29年度のものを、東大・京大合格に関しては平成28年度入試(平成29年度入学)のものを使用しました。

〇データのソースは脚注に示してあります。

 

検証

 

甲子園出場

 

甲子園に出場するひとの割合は以下のように計算していきます。

 

甲子園のベンチ入りメンバーの人数÷高校三年生の硬式野球部員の人数

 

この検証では、春と夏の両方の甲子園に出場したチームではベンチ入りメンバーの入れ替えはないものとして考えているのでご了承ください。公益財団法人日本高等学校野球連盟のホームページによると、平成29年度の全国の高校の硬式野球部の三年生の部員数は53359人でした *1。一チームあたりのベンチ入りメンバーの人数は18人で、甲子園に出場するのは春の甲子園と夏の甲子園で合わせて81校ですが、そのうち9校は春夏両方出場しているので、春夏の出場校は合計で72校でした。したがって、甲子園のベンチ入りメンバーの人数は1296人となります。ベースボールマガジン社の記事によると、春の甲子園のベンチ入りメンバーのうち三年生の割合は約77パーセントでした*2。残念ながら夏の甲子園のデータは見つからなかったのですが、夏の甲子園は一年生もベンチ入りできるようになるので、三年生の割合は75パーセントであると仮定します。そうなると、甲子園のベンチ入りメンバーのうち、三年生の人数の割合は春夏を通して約76パーセントとなるため、三年生のベンチ入りメンバーの人数は985人となります。よって高校三年生の硬式野球部員が、甲子園でベンチ入りできる確率は、

 

985÷53359=0.01845…

 

つまり約1.84パーセントとなります。

 

東大・京大合格

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次に、東大・京大に合格する人の割合を求めていきます。なお、ここでは入学辞退者は考慮しないものとします。母数を平成28年度の高校三年生としてしまうとそもそも大学に進学する気のなかった人も母数に含まれてしますので、平成28年度の受験に勝ち抜いて平成29年度に四年制大学に入学した人の数を母数としたいと思います。あ、でもそうすると浪人生を考慮に入れることができませんね...。でも僕の数学力では良い解決策が思い浮かばないので、この方式で計算しようと思います。何か良いアイデアがあるという方はコメント等で教えていただけると幸いです。さて、文部科学省のホームページによると、平成29年度に四年制大学に入学した人は629733人でした*3。また、平成28年度入試における東京大学の定員は3060人*4

、京都大学の定員は2886人でした*5。よって、平成29年度大学に入学した人のうち、東大・京大に合格して入学した人の割合は

5946÷629773=0.00944…

つまり約0.94パーセントとなります。

 

まとめ

検証の結果、甲子園に出場する人の割合は約1.84パーセント、東大・京大に合格する人の割合は0.94パーセントとなり、東大・京大に合格する方が甲子園出場より難しいという結論になりました。ただこれはあくまで数字上の話です。東大・京大に入れる学力があったのに、他大学の医学部等を選んだ人もいるでしょうから、その分東大・京大に入学するのは容易になります。また、強豪であろうとそこまで強くないチームであろうとたいていどの野球部も真面目に練習していますが、俗にいうFラン大学の存在などを考えると、大学に入学した人が全員真面目に勉強していたとは考えられないと思います。つまり、大学入試と高校野球では競争の激しさが異なる可能性は十分あるということです。要するに、単純に数字だけで比較することはできないということは留意していただきたいと思います。