かくのごとく、我思えり

京大生が、本の感想や勉強のことを書いていきます。

読書感想文

厳選! 高校生の朝読書におすすめの9冊

はじめに すらすら読める本 やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 ゲームの達人 蹴りたい背中 マネーロンダリング 読みごたえのある本 痴人の愛 堕落論・続堕落論 羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 人間失格 異邦人 最後に はじめに 今回は、高校生が朝読…

ものに書いて考えるか、宙で思考するか/読書感想文『知的生産の技術』

知的生産の技術/梅棹忠夫/岩波新書 梅棹忠夫氏は京大で民族学の研究をしていた人だ。そのためか、大学でレポートの書き方の説明がある際には、彼の書いた『知的生産の技術』がよく紹介されていた。そのため、一度読んでみたいと思っていたが、このたびついに…

読書感想文『武器としての書く技術』

武器としての書く技術/イケダハヤト/KADOKAWA 著名なブロガーであるイケダハヤト氏の著作を読んでみました。ダメな文章と良い文章の特徴、さらにはブログをマネタイズする方法が書いてある本です。 この本の主要なメッセージの一つは臆病者になるなというこ…

僕たちは棘をもっている/読書感想文『モラトリアム人間の時代』

モラトリアム人間の時代/小此木啓吾/中公文庫 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 昨日、『モラトリアム人間の時代』を読み終わりました。1981年に初版が発行された本なので、正直もう古いなと思う部分はありましたが、21世紀を生きる我々にも通じ…

読書感想文『人を操る禁断の文章術』

人を操る禁断の文章術/メンタリスト DaiGo/かんき出版 はじめに 相手に書かせる 常識的な言い回しに過剰で具体的な条件をつける 読み手の憧れや共通点につなげる 最後に はじめに ブログ運営の勉強をするうえでのおすすめの本として複数のサイトで紹介されて…

僕たちの前には薄暗い路が断続している/読書感想文『トロッコ』

トロッコ/芥川龍之介 僕は芥川龍之介の作品をそんなに多く読んだわけではありませんが、今までに読んだ彼の作品のなかでは、『蜜柑』、『トロッコ』、『秋』が好きです。今回は、そのなかの『トロッコ』の感想を書いていきます。 まずはあらすじ。主人公の良…

生物は遺伝子の乗り物に過ぎない/読書感想文『利己的な遺伝子』

利己的な遺伝子〈増補新装版〉/リチャード・ドーキンス/紀伊國屋書店 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です! 僕がこの本を知ったのは高校生のときです。国語の授業で読んだ評論でドーキンスの考えが援用されていたのですが、そのときに知った、ドーキ…

読書感想文『大学とは何か』

大学とは何か/吉見俊哉/岩波新書 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 この『大学とは何か』という本は、僕が受けているとある講義で薦められた本です。中世ヨーロッパでの大学の誕生から、中世型の大学の没落とフンボルト型大学の誕生、そして日本…

読書感想文『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ヴェーバー/岩波文庫 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 今日はマックス・ヴェーバーに代表作である『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の感想を書いていきたいと思います。 そ…

「玉子を人に取られた鶏」とは?/読書感想文『秋』

秋/芥川龍之介 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 今回は芥川龍之介の『秋』について書いていこうと思います。『秋』は青空文庫でも読めるので、読んでいないという方はぜひ一度読んでみてください。 芥川龍之介 秋 『秋』について議論するうえで…

純粋な二人の男の物語/読書感想文『友情』

友情/武者小路実篤/新潮文庫 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 今日は武者小路実篤の代表作『友情』の感想を書いていこうと思います。 主人公の野島は友人の仲田の妹である杉子のことが好きになります。野島は親友の大宮に相談しながら、杉子との…

過去はもう実在しない/読書感想文『幸福論』

幸福論/アラン(神谷幹夫訳)/岩波文庫 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 今回は、三大幸福論のうち、アランの書いた『幸福論』の感想を記していこうと思います。 この本は93のプロポ(哲学断章)から成り立っており、その中でアランは情念にとら…

読書感想文『君たちはどう生きるか』

『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎 著/岩波文庫 こんばんは、京大生ブロガーの工藤冬樹です。 今回は今話題の『君たちはどう生きるか』の感想を書いていこうと思います。 感想を書いたのは『ゴルギアス』のほうが先でしたが、僕が初めて読んだ岩波文庫は…

ソクラテスはなぜしつこいか?/読書感想文『ゴルギアス』

『ゴルギアス』 プラトン 著/岩波文庫 この本は古代ギリシアの哲学者で、プラトンの師であるソクラテスの対話が描かれています。対話の主な相手はソフィストのゴルギアスです。ソフィストというのは古代ギリシアで弁論術などを教えた職業的教育者です。最も…